椎間板ヘルニアの治療には、いくつかの方法があり、内科的治療と外科的治療(手術)に分かれます。当院では、グレード3(完全麻痺に至らない麻痺状態)まではできる限り内科的治療を選択するようにしています。しかし、今回は、グレード4であり、内科的治療への反応が乏しいことが予想されたため、手術を行いました。手術後のリハビリテーションを、飼い主様に積極的に行って頂くことができ、回復も早かったように感じます。
椎間板ヘルニアに対する手術による治療は、手術を行って、すぐに結果が出るるわけではなく、手術後のリハビリテーションを飼い主様と一緒に連携して行うことが治療の成功に大きく貢献することが再認識した症例でした。
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