病院設備

診断は、本来獣医師の「五感」を用いて達成されます。しかし、正確な診断・治療を行う上で、より新しい機器を用いて診療を行う必要性が高まっています。そこで、当院ではできるだけ性能の良い機械を導入することで、より精度の高い診療を心がけております。

整形外科用動力装置

当院では、骨折、靭帯損傷をはじめとする、種々の整形外科疾患の手術に対応するため、最新の動力機械を導入しております。今までの機械よりも、より微細な出力調整ができ、操作性が向上したことにより、手術時間の短縮はもとより、手術の侵襲度を下げることができるようになりました。

▲このページの先頭へ

麻酔関連機器

医学の発展に伴い、チャレンジする外科系医学をサポートするため、またより一層、患者様に対して質の高い麻酔が求められるようになりました。いかなる状態の動物に対しても最適な麻酔を実現するため、様々な人工呼吸器モードおよび様々な呼吸機能のモニタリングモジュールを搭載しています。
有害な麻酔ガス使用を最小限にする環境にやさしい低流量麻酔にも対応した設計です。モニターは麻酔器と連動し、心電図、血圧、心拍数、末梢血酸素飽和度、体温、呼気二酸化炭素濃度、麻酔薬濃度など多項目を測定します。また、データーはすべてパソコンに転送され、保存されます。

▲このページの先頭へ

関節鏡検査装置

関節鏡は、X線検査をはじめとする画像診断では判断ができない関節内の状況を2mmほどの3つの穴を関節に設けることで可能とします。また、検査のみではなく切れてしまった靭帯など関節内で必要でなくなった組織の除去なども行えます。
当院で用いているストライカー社製のPRECISION ACは、最新鋭の機器で、往来の機器では不明瞭であった細部までもはっきりと見ることができます。 特に小型犬でも使いやすくなっていることが特徴です。特に前十字靭帯損傷時の関節内検査、治療を開創することなく、行えるようになりました。

▲このページの先頭へ

超音波検査機器

超音波画像検査は、エコー検査とも呼ばれ、X線検査とは異なり被爆などの生体への作用が無い非侵襲性の画像診断法です。体に当てるプローブより出る超音波の反射により、体内組織の構造の評価や、心臓の動き、血液の流れなど、動く器官の評価が可能です。当院で用いているGEヘルスケア社製のLOGIQ E9は、最新鋭の超音波検査機器で、往来の機器では不明瞭であった細部まではっきりと見ることができます。
特に心疾患、腫瘍性疾患、早期妊娠診断などで、既存の機器よりもより圧倒的に正確な診断を下すことが可能になりました。

▲このページの先頭へ

血液検査装置

血液検査装置として、動物用自動血球計算装置、動物用血液化学装置、動物用ホルモン測定装置、血液電解質測定装置など様々な検査装置を用いています。特に自動血球計算装置は、レーザーフローサイトメトリー法という方法で測定しており、従来よりも正確に更に細かく測定することが可能になりました。

▲このページの先頭へ

デジタルX線撮影装置

X線撮影後の画像をコンピューターにて解析する装置です。X線撮影後数秒でデジタル化されたX線写真がモニターに描出されます。
X線撮影画像上の、病変部の拡大、画像色彩や、明るさの調整を行うことで、通常のX線写真では発見しにくかった関節内の小さな骨片や、お腹の中や胸の中の腫瘍などが見つけやすくなりました。 また、それぞれの大きさの測定もコンピュータ画面上で行えるため、より迅速に診断が行えるようになりました。

▲このページの先頭へ

電気メス

手術中、出血が予想される部位に対する先制止血を行うことや、出血がおきた場合に、迅速に止血するために用いています。
従来の機械よりも、素早く、綺麗に止血することができるため、手術時間の短縮、また施術動物に対する麻酔時間短縮による負荷の軽減ができます。

▲このページの先頭へ

無影灯

手術の成功には最適な手術用照明が必須です。 LED光源によって、熱発生が少なく、自然色ではっきりしたコントラストで術部を照らします。
内視鏡や最少侵襲手術(MIS)に適した、環境照明モードを搭載しています。

▲このページの先頭へ

体温保温器

麻酔中は体温調節ができません。麻酔に対する身体の生理学的反応は、偶発的低体温のリスクをもたらします。特に小型動物では、麻酔後直ちに著しい体温低下が起こります。
低体温は、死亡率の上昇や入院日数の延長および手術部位感染率の上昇に大きく影響します。加温することによって、偶発的低体温時に一般的に見られる合併症の発生率を低減することが明らかにされています。
温風式加温は手術中にある動物の全身を均一に温めるのに効果的です。

▲このページの先頭へ

手動式除細動器

心停止前、あるいは心停止からの蘇生時に心臓は痙攣状態(細動)になります。
痙攣をおこした心臓に電気的ショックを与えて正しいリズムに戻し、心臓のポンプ機能を回復させるのが除細動です。
心臓の循環機能が停止すると1分経過するごとに蘇生率は約10%低下し、3分以上経つと脳機能の回復は困難といわれています。除細動器を用いた一刻も早い蘇生が救命率を格段に上げることができます。
本機器は除細動器に心電図,心拍数,動脈血酸素飽和度,非観血血圧の測定機能も付属し、救命に有用です。

▲このページの先頭へ

その他の装置

手術後や重病の子の入院管理には、動物用ICU装置(酸素室)を使用しています。また、痛みの管理や傷の治療に用いるレーザー照射治療器、歯石除去に用いる超音波スケーラー歯科専用ドリル、歯肉炎の治療に用いるレーザー治療器、など様々な器具機械を備えております。

▲このページの先頭へ


木村動物病院のFacebookページへ
送迎についてはこちらから

-Copyright (C) 2012 木村動物病院 ( 東京都新宿区馬場下町50) All Rights Reserved.-