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Vet Surg Tokyo 動物外科診療室 東京

 
ミニチュア・シュナウザー 18歳 雌
心臓病の薬を飲んでいて、心臓の状態を再チェックするために診療をご希望され、ご来院されました。

一般状態は良好で、食欲もあり排便排尿も正常でした。

 

収縮期血圧166mmHg、拡張期血圧115mmHg、平均血圧132mmHg(オシロメトリック法)

 



VHS10.69

 

 


僧房弁逆流(5.72 m/s)、 大動脈弁逆流、 三尖弁逆流(2.38)、 を確認しましたが、左室拡大(―)、LA/Ao:1.15と左房拡大もありませんでした。

 

 


肺うっ血所見もなく僧房弁逆流大動脈弁逆流に容量負荷の影響は低く左房拡大もみられていません。

 
アムロジピンベナゼプリルベトメディンが心臓薬として投薬されてきました。
心臓検査の結果から、心臓への容量負荷は少なく強心薬の投与も現在では必要ないと判断して、ベトメディンを中止しました。ベトメディンは最近よくでる薬のうちの一つですが、心疾患はその状態を定期的な検査を行った上で、内服薬の調整が必要である病気だと再認識される一例でした。

 

 
   
 
 
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